富乃宝山の表ラベルの裏には何があるか？にくい演出はコレ

2023年9月29日

全てのポストに意味がある！まさかこのポストにこんな意味が⁉というのを解説していくこのブログ
今回は2023年９月12日のこちらから

孤独なシルエット動き出せば、一升瓶をサイコガンに見立て遊ぶオヤジ。 pic.twitter.com/zxNe6K18Sj
— BAR 玉箒 (@nakagawa1970) September 12, 2023

本当は古いポストから順に解説していく予定だったのですが、あまりにも面白かったのでこちらから行きます。

富乃宝山を使ったポストに隠された意味

まずはポストの文章を見てみましょう。

孤独なシルエット動き出せば、一升瓶をサイコガンに見立て遊ぶオヤジ。

若い方はなんのこっちゃ？と思う文章ですがこの冒頭【孤独なシルエット動き出せば】というのは
1978年～1984年に週刊少年ジャンプで連載されアニメ化もされたSF漫画『コブラ』のオープニングテーマの歌詞です。

シティーポップ感あふれる名曲なので是非一度聞いてみてください！

話はそれましたが、その後の【一升瓶をサイコガンに見立て遊ぶオヤジ】とあるように『コブラ』の話をしています。

では…なぜ唐突にコブラの話をポストしたのか？

コブラの原作者の寺沢武一さん。その寺沢さんの訃報がX（旧Twitter）に後悔されたのが前日の９月11日。
それを受けてのポストでした。

ここで少し注目していきたいのが主人公コブラは腕に『サイコガン』という武器を仕込んでいるのですが、それに見立てた富乃宝山。
その辺に転がっていたから使っていたわけではありません。

焼酎を瓶詰した日（瓶詰年月日）があるのですが、最近では誰でも確認できるようラベルに表記されています。
ところが以前（2005～2006年あたり？）まではラベルの裏側…つまり瓶との接着面にひっそりと書かれており、バーや酒屋などの専門職の方々が瓶の裏からライトを当てて確認していました。

こんな感じで↑

その後冒頭でも書いたように、誰でも確認できわかりやすい箇所に書かれるようになったのですが、癖というのは抜けないもので、つい裏側からライトを当ててしまう時が度々あったそうです。
その日もつい富乃宝山の表ラベルの裏側を確認したところ…今まで瓶詰年月日がかかれていた場所には【ありがとう】の文字が…

富乃宝山の素敵な演出といいますか…おちゃめといいますか…
業界や専門職の人への愛のあるメッセージがひっそりと刻まれていたのでした。

色々話を突っ込んで聞いてみた今回の富乃宝山をサイコガンに見立てたこのポストの意味は

コブラ…そして寺沢先生　ありがとう！

という中川からのメッセージでした★

140文字では伝えられなかった想いがある…
今日の解説はこの辺で。

気になる方は是非お店にいらしてくださいね。